【短歌】とんぼ 平成三十年胆振東部地震を思い返す 地が揺れてあちらこちらで人様がうろたえる隙をとんぼがよぎる あれがないこれもないと困り果ててもとんぼはふわり知らん顔して 夕暮れ時とんぼは一息つくころか人様ほどに困りもせずに 平成のあの日思い出す令和の世晩夏のとんぼは今年もふわり