和歌

【長歌】想終抄

前歌桜散り青々と茂る夏衣そこらの木々となにも変わらず北国の長い日沈み夜深く詠歌楽しむ花の金曜日スーファミの ゲームをクリアしたあとも データは残り 何周も 何十周も 楽しめて いまはソシャゲの世の中で 何万も何十万も 課金してサ終とともに …

【長歌】白秋憲歌

訪れた 実り少ない 白秋の まろやかな日差し 心地よく 葉落とすさくら 青春の 残り香すべて 吹き去って 朱夏の盛りを 台無しに したこと悔み 悔やみつつ 玄冬に身を 凍らせる その日来るまで 収穫を 祝い祝おう 夜が更けてなお反歌 もみじ…

【短歌】雑詠

えぞりすときつねとからすがそれぞれの世界を生きる人里のなか西風が寺の鐘の音を運んで神妙な心地で煙草吹かす「悪くない」それがなによりの幸せと言える吾人は恵まれている

【短歌】とんぼ 平成三十年胆振東部地震を思い返す

地が揺れてあちらこちらで人様がうろたえる隙をとんぼがよぎるあれがないこれもないと困り果ててもとんぼはふわり知らん顔して夕暮れ時とんぼは一息つくころか人様ほどに困りもせずに平成のあの日思い出す令和の世晩夏のとんぼは今年もふわり

【FAN歌】『ヨルシカ』に寄せて

イヤホンで耳をふさいでしまおうか天気予報は曇りのち雨天井を突き抜けてコトバの雨降る音楽浴に身を任せながら雨の日はちょっと聴かせてもらいます晴れても雨を待ち望みます