……かもしれない。
実のところ、日本語教員という目標について考えあぐねていた。
ハードルがめっちゃ高いのは言うまでもない。
そのハードルを超えた先、人材育成というスタンスにかすかな疑問が生じていた。
日本人の手が回らない業界に、海外からの人材を確保する。
説明するまでもなく、この構造自体が深刻な問題をはらんでいる。
特定技能外国人はまだしも、不法移民がいないと回らない業界、企業もあると聞く。
しかしながら、足に古傷のある僕が高齢者福祉に携われる業種は限られている。
介護事務などのデスクワークは、障害者求人が出ていたとしてもほぼ身障者向けだ。
なので、資格にものを言わせて日本語教員として介護の日本語を教えようと決意した。
それが去年だったろうか。
ところが、である。
デイサービスでの介護補助の仕事ならできるかもしれないし、障害者求人もかなりある。
それに夜勤もない。
いや、さっさと気づきなさいよ、という(苦笑)
父方の祖父母の晩年を目の当たりにし、死別してから、ずっと高齢者福祉に携わりたいと思っていた。
まずは目の前の作業所通所から始めなければならないし、そうするつもりでいる。
そのなかで、近所のデイサービスのボランティア(だいたい通年募集している)から業界のリサーチもできるし、介護助手以外の最善の選択肢も見つかるかもしれない。
ともかく、足を台無しにしてしまった自分にもできる介護職がある、と分かって、肩の荷が降りた。
日本語教員という高い目標、その先の自分の在り方にずいぶん悩んでいましたからね。
ちなみに、母方の祖父母は存命で、祖父が二十年以上特老に入っているので、現場の雰囲気をまったく知らないわけではない。
あそこは本当に大変そうだと思う。
とても僕の足で務まる職場じゃない。
ともかく、僕ごときでも現場で高齢者福祉に携われるなら、喜んで介護助手になりたい。
こんなことにも思い当たらないぐらい、普段からアンテナを張り巡らせてないんだなあ、と痛感した一件でこざいました。
